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冬の気候 | 最低気温 | 推奨の基本機能 | 推奨バッテリーシリー |
やや寒冷地域 | 0°C以上 | 高性能BMS、低温遮断保護 | 標準シリーズ、低温保護付きバッテリー |
中程度の寒冷地 | 0°C〜-10°C | 高性能BMS、低温保護付き、加熱機能付き | 低温シリーズ、加熱機能付きシリーズ |
厳寒地 | -10°C〜-20°C | 高性能BMS、低温保護付き、加熱機能付き | 低温シリーズ、加熱機能付きシリーズ |
必要な機能 | 概要 | 推奨バッテリー |
低温遮断保護 | -20°C未満で放電停止、0°C未満で充電停止、5°C以上で充電再開 | 12V230Ah 12V280Ah |
加熱機能 | -20℃〜5℃で加熱開始、約10℃で加熱終了 | 12V100Ah ヒーター、12V200Ah ヒーター |
はい、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、−20℃〜60℃の幅広い温度範囲で安全に使用できるため、冬の寒冷地でも安心してご利用いただけます。冬のオフグリッドの太陽光発電システムやキャンピングカー、トレーラーなどには最適です。
また、低温環境ではすべてのバッテリーに性能低下の傾向がありますが、鉛蓄電池は寒さに弱く、寿命や出力性能が著しく低下することがあります。それに比べて、リチウムバッテリーは低温下でもより安定した性能を発揮しやすく、寒冷地での使用にも適しています。
リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)バッテリーの使用温度範囲は一般的に-20℃〜60℃と広く、寒冷地でも放電(使用)は可能です。
ただし、0℃未満での充電は性能劣化や安全リスクにつながる可能性があるため、より長寿命かつ安全に使えるように、充電を自動的に停止・再開する「低温保護機能」を搭載したモデルがあります。
冬でも安心して使えるバッテリーには大きく分けて2種類あります:
● 低温保護機能付きバッテリー:0℃以下で充電を自動停止し、5℃に達すると再開する安全機能。
● ヒーター付きバッテリー:-20℃〜5℃で自動加温し、約10℃で充電を可能にするモデル。
寒冷地や雪の多い地域では、ヒーター付きモデルがより安心です。LiTimeでは両タイプを取り揃えています。
リチウムイオンバッテリーを安全かつ効率的に充電するには、専用の充電器を使用することが推奨されます。
特に寒冷地や冬季の使用時には、バッテリーの特性に合わせた充電制御が必要となります。たとえリン酸リチウムイオンバッテリーなら、LiFePO4対応の充電器やMPPTソーラーチャージャーなど、対応機器の使用が望ましいです。
いいえ、別の電源は必要ありません。
自加熱機能は、バッテリーが充電器に接続された際に、BMS(バッテリーマネジメントシステム)によって自動的に作動します。具体的には、バッテリー内部の温度が-20℃〜5℃の間にあるときに加熱が開始され、0℃を下回ると加熱が始まり、5℃に達すると加熱が停止して充電が開始されます。これにより、寒冷な環境でも安全かつスムーズに充電が可能です。
外部加熱ではバッテリーの外装のみが温まり、内部のセルまで十分に加熱されないため、効果が限定的です。
たとえば、-20℃の環境で2時間外部加熱を行った場合でも、セルの温度はわずかに5℃程度しか上がらない一方で、外装は70〜80℃まで高温になる可能性があり、非常に危険です。
このように、実際のセル温度がわからないまま外部から加熱すると、安全性に大きなリスクが生じるため、外部加熱は避けてください。
冬季の車中泊やキャンプには、低温保護機能またはヒーター付きのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーがおすすめです。鉛蓄電池に比べて軽量かつ安全で、長寿命なのもメリット。寒さの厳しい地域でも安定した電力供給が可能です。