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バッテリーを選ぶうえで、もっとも重要な指標のひとつが「容量」です。とはいえ、「バッテリー容量」とは具体的に何を指すのか、どのように計算すればよいのか、正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。
この記事では、「バッテリー容量とは何か」という基本から、アンペア時(Ah)とキロワット時(kWh)の違い、容量の計算方法、使用時間の目安、そして用途に合ったバッテリーの選び方まで、わかりやすく解説します。
LiTimeリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを例にすると、「製品仕様」に、公称容量(Ah)や電力量(W・ワット)などの情報が記載されており、選定の参考にすることができます。
「Ah(アンペア時)」は、バッテリーが供給できる電気の「量」を表す単位です。
たとえば、10Ahのバッテリーは1Aの電流を10時間、または10Aの電流を1時間流せることを意味します。
ただし、Ahはあくまでも電気の「量」であり、「エネルギー量」そのものを表しているわけではありません。バッテリーの電圧(V)を考慮しないと、実際に使えるエネルギーはわかりません。
「kWh(キロワット時)」は、電気エネルギーそのものを表す単位です。
1kWhは「1000Wの電力を1時間使ったときのエネルギー量」を意味します。たとえば、1kWhのバッテリーであれば、1000Wの家電を1時間使うことができます。
Ah(アンペア時)だけでは、バッテリーのエネルギー量を正確に比較することはできません。電圧(V)との組み合わせで初めて「kWh」としての実用的なエネルギー量が把握できます。
kWh = Ah × 電圧 ÷ 1000
例1:車用バッテリー
● 電圧:12V
● 容量:100Ah
→ 12 × 100 ÷ 1000 = 1.2kWh
例2:電動バイク用バッテリー
● 電圧:48V
● 容量:50Ah
→ 48 × 50 ÷ 1000 = 2.4kWh
→ 電圧が高ければ、Ahが少なくてもより多くのエネルギーを供給できることが分かります。
バッテリー容量の計算を自分で行いたくない場合は、以下の表をご参考ください。代表的なAh(アンペア時)と電圧(V)ごとに、対応するkWh(キロワット時)を一覧にしています。必要な値を表から簡単に確認できます。
アンペア時(Ah) | キロワット時(12V) | キロワット時(24V) | キロワット時(36V) | キロワット時(48V) |
---|---|---|---|---|
1 Ah | 0.012 kWh | 0.024 kWh | 0.036 kWh | 0.048 kWh |
60 Ah | 0.72 kWh | 1.44 kWh | 2.16 kWh | 2.88 kWh |
100 Ah | 1.2 kWh | 2.4 kWh | 3.6 kWh | 4.8 kWh |
140 Ah | 1.68 kWh | 3.36 kWh | 5.04 kWh | 6.72 kWh |
200 Ah | 2.4 kWh | 4.8 kWh | 7.2 kWh | 9.6 kWh |
300 Ah | 3.6 kWh | 7.2 kWh | 10.8 kWh | 14.4 kWh |
● Ah(アンペア時)で表記される場合:電流容量(どのくらいの時間動作可能か)を重視している。
● Wh(ワット時)やkWh(キロワット時)で表記される場合:実際のエネルギー量(出力可能な総電力量)を示したい場合に使用されます。異なる電圧の製品を比較するのに適しています。
バッテリー容量(kWh)とは、バッテリーがどれだけのエネルギーを蓄えられるかを示す指標です。この容量と、使いたい機器の消費電力(kW)を組み合わせることで、「バッテリーがどれくらいの時間、その機器を動かせるか」の目安を計算できます。
計算式は以下の通りです。
使用可能時間(h)= バッテリー容量(kWh) ÷ 機器の消費電力(kW)
バッテリー容量(Ah)をkWhに換算することで、「実際にどのくらい使えるか」をより正確に把握できます。
ここでは、日常でよくある3つのケースを例に、計算方法をわかりやすく紹介します。
1. 車中泊での使用例
例えば、車中泊で使うことの多い小型冷蔵庫を考えてみましょう。冷蔵庫の消費電力は約60W(0.06kW)です。
これに対して、LiTimeの12V 100Ahバッテリーは、電圧×容量の計算から1.2kWhのエネルギーを蓄えられます。
→ 1.2kWh ÷ 0.06kW = 約20時間使用可能
ただし、バッテリーの放電深度(DOD)や使用環境の温度、冷蔵庫の運転間隔などの影響で、実際の使用可能時間はこの数字より短くなることが多いです。
それでも、この計算は「どれくらいの容量があれば十分か」を判断するうえで有効な指標となります。
2. ポータブル電源での使用例
電気毛布のような暖房機器は消費電力が高く、例えば1000W(1kW)を消費します。
24V 100Ahなら、バッテリー容量:24V × 100Ah ÷ 1000 = 2.4kWh
→ 2.4kWh ÷ 1kW = 約2.4時間使用可能
電気毛布は冬のキャンプや災害時の非常用電源として使われることが多いですが、使用時間の目安が分かることで、必要なバッテリー容量を具体的にイメージしやすくなります。
また、バッテリー容量を増やせば、その分使用時間も伸びるため、長時間利用したい場合は容量アップを検討しましょう。
バッテリーの容量と電費効率(1kWhあたりの走行距離)から、おおよその走行可能距離を計算できます。
例えば、36V 10Ahのバッテリーを搭載した電動バイクが、1kWhあたり20km走行できると仮定すると、総エネルギー= 10Ah × 36V ÷ 1000 = 0.36kWh
→ 走行距離= 0.36kWh × 20km/kWh = 約7.2km
※ 実際の走行距離は道路状況、積載量、気温、運転スタイルなどの要因により前後するため、あくまで参考値としてご活用ください。
バッテリーの容量が大きい場合、充電にかかる時間も考慮する必要があります。
例えば、48V 100Ahのバッテリーは約5.12kWhの容量を持ちます。
太陽光発電の出力が1日に平均3kWhとすると、
→ 5.12kWh ÷ 3kWh/日= 満充電に約1.7日かかる
※ 実際には天候や季節による発電量の変動、充電効率の低下などの影響を受けますが、これを目安にソーラーシステムの設計や使用計画を立てることができます。
複数のバッテリーを組み合わせることで、より大きな容量や電圧を得ることができます。接続方法は主に並列接続と直列接続の2種類です。
● 並列接続:同じ電圧のバッテリーをプラス同士、マイナス同士でつなぎ、容量(Ah)を合計します。電圧は変わらず、使用可能時間を延ばしたい場合に有効です。
● 直列接続:バッテリーのプラス端子と隣のバッテリーのマイナス端子をつなぎ、電圧を合計します。容量(Ah)は変わらず、高電圧が必要な機器で使われます。
※ 注意点として、どちらの接続でも、同じ仕様・状態のバッテリーを使い、バランス管理を行うことが重要です。無理な接続は故障や安全リスクにつながるため、適切な管理が必要です。
● 例えば、12V 100Ahのバッテリーを2台使う場合を考えてみましょう。
並列接続の場合
2台のバッテリーのプラス端子同士、マイナス端子同士をつなぎます。
この場合、電圧は12Vのままですが、容量は100Ah + 100Ah = 200Ahに増えます。
バッテリー容量は、
12V × (100Ah + 100Ah) ÷ 1000 = 2.4kWh となります。
つまり、並列接続により、容量が倍になり、蓄えられるエネルギー量も倍増します。
直列接続の場合
1台目のバッテリーのプラス端子と、2台目のマイナス端子をつなぎます。
この場合、容量は変わらず100Ahですが、電圧が12V + 12V = 24Vに上がります。
バッテリー容量は、
(12V + 12V) × 100Ah ÷ 1000 = 2.4kWh となります。
このように、並列接続と直列接続はバッテリー容量(kWh)の計算では同じ結果となりますが、電圧と容量(Ah)の組み合わせが異なります。用途に合わせて最適な接続方法を選ぶことが重要です。
バッテリー容量は、使い方・電圧・接続方法によって大きく変わります。容量だけでなく、「どれくらい使えるか」で選ぶのがポイントです。
🔋 LiTimeのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、安全性・長寿命・大容量を兼ね備え、キャンピングカーや停電時の備えにも最適です。