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キャンピングカーや車中泊仕様のバンをオフグリッドで使う際、欠かせないのがバッテリーシステムです。
特に多くの方が悩むのが「12V バッテリー」と「24V バッテリー」のどちらを選ぶべきか、という点でしょう。
この記事では、両者の違いやメリット・デメリット、選び方のポイントを分かりやすく解説します。
まずは「12V」「24V」とは何を意味するのかを整理しておきましょう。
これは公称電圧と呼ばれる、バッテリーが持つ標準的な電圧値を指しています。実際には、充電直後は13V以上になることもあれば、使用中には11V台まで下がることもあります。つまり12Vや24Vは「名目上の基準」であって、常に一定の数値を示すものではありません。
また、似た言葉に「定格電圧」がありますが、こちらは電気機器が安全に動作するための設計値であり、バッテリーそのものには通常「公称電圧」という表現が使われます。
例えば12Vバッテリーを2つ直列につなぐと24Vシステム、3つなら36Vシステムといったように、組み合わせ次第でシステム電圧を柔軟に構成できます。
キャンピングカーでは、12Vバッテリーが最も一般的です。車載機器(照明、換気ファン、ウォーターポンプなど)の多くが12Vで動作するからです。
一方、24Vバッテリーはより高効率で、電流を半分に抑えられるため配線の発熱が少なく、長距離配線や大電力システムに向いています。
ここでいう「12V」「24V」は、バッテリーの標準的な電圧(公称電圧=バッテリーの基本的な電圧値)を指します。
たとえば、12Vバッテリーを2つ直列でつなげば24Vシステムを構築できます。
キャンピングカーの電源システムを選ぶ際、多くの人が悩むのが「12Vにするか、24Vにするか」という点です。
ここでは、両者の特徴を効率や配線、導入のしやすさ、接続方法、充電・メンテナンスといった観点から詳しく比較していきます。
12V バッテリー
12Vシステムは、キャンピングカー用の冷蔵庫や照明、USB機器など、多くの装備にそのまま接続できるのが魅力です。
しかし電圧が低いため、同じ出力を得るには大きな電流が流れます。その結果、電流に耐えられる太いケーブルが必要となり、重量やコストが増えるのがデメリットです。
● 多くのキャンピングカー機器にそのまま接続可能。
● 電圧が低いため、同じ出力を得るには大きな電流が必要 → 太い配線が必要。
24V バッテリー
一方で24Vシステムは、同じ出力でも電流を半分に抑えられるため効率的です。
細めのケーブルで対応できるので、配線の取り回しが楽になり、軽量化やコスト削減にもつながります。
大電力機器を使う場合は特に、24Vの方が有利です。
● 電流を半分で抑えられるため効率的。
● 細めのケーブルで済み、重量・コスト削減につながる。
12Vシステム
12Vシステムは市場に出回っている機器の種類が豊富で、価格も手ごろです。
既存のキャンピングカーに後付けする場合でも、ほとんどの装備とそのまま接続できるため、初心者にとって導入しやすい選択肢と言えます。
● 機器・充電器の種類が豊富で安価。
● 既存キャンピングカーに後付けしやすい。
24Vシステム
対して24Vシステムは、対応する機器がまだ限られているのが現状です。
12V専用の機器を使う場合にはDC-DCコンバーターを介して電圧を変換する必要があります。ただし、大型キャンピングカーや本格的な車中泊仕様車では、24V対応の部品やシステムが徐々に普及してきています。
● 一部機器は非対応 → DC-DCコンバーターが必要。
● 部品入手はやや不便だが、大型キャンピングカーでは増えている。
バッテリーの接続方法によって、システムの性格は大きく変わります。
● 直列接続:電圧が加算されます。例えば12V100Ahのバッテリーを2個直列にすると、24V100Ahのシステムになります。
● 並列接続:電圧はそのままで、容量が増加します。12V100Ahを2個並列にすれば、12V200Ahとして使えます。
わかりやすく言うと、直列=電圧を上げる方法、並列=容量を増やす方法。必要な機器や走行スタイルに合わせて、どちらの接続方法を選ぶかを考えることが重要です。
☆ バッテリーの直列接続と並列接続をもっと了解したい方は、こちらの文章をお読みください:
● リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの直列接続と並列接続とは?
● 12V バッテリー:一般的な充電器やソーラーパネルと互換性が高く、入手性にも優れています。トラブルが起きたときの対応も容易で、メンテナンス面でも安心です。
● 24V バッテリー:専用の充電器やチャージコントローラーが必要になりますが、その分効率が高く、充電時間を短縮できるのがメリットです。長期間の旅行や大容量システムを想定する場合には、24Vのほうが実用性が高いでしょう。
※ リン酸鉄リチウムイオンバッテリーなら、必ずLiFePO4対応の充電器をお使いください。そして、バッテリーシステムに基づいて、12Vまたは24Vなどのモデルをお選びください。
キャンピングカーにおける電源システムは、利用スタイルによって「12Vが適している場合」と「24Vが適している場合」に分かれます。
ここでは、具体的なシナリオごとにどちらを選ぶべきかを解説します。
12Vシステムはもっとも一般的で、標準的なキャンピングカーやバンライフに広く採用されています。消費電力がそれほど大きくない場合には、シンプルかつコストを抑えた構成が可能です。
● 小型〜中型のキャンピングカー、または車中泊仕様のバン
● 消費電力の目安が3000W以下
● 使用するのは照明・換気扇・ウォーターポンプなどの基本装備が中心
● 初期費用を抑えたい、シンプルなシステムを求めたい
このような条件に当てはまる場合、12Vシステムで十分に快適な車中生活が可能です。
一方で、24Vシステムは大規模で本格的なキャンピングカーに向いています。大電力を効率的に扱えるため、長期旅行やオフグリッド生活を想定する人にとっては非常に魅力的です。
● エアコン・電子レンジ・IH調理器などの大電力家電を使う予定がある
● ソーラーパネルを多数搭載し、長期間のオフグリッド生活を視野に入れている
● 配線をスリム化して軽量化・省スペース化したい
● 将来的にバッテリーや機器を増設し、システムを拡張する可能性がある
快適性を重視し、長時間・大規模な電力利用を想定する場合には、24Vシステムの方が長期的に安心できる選択肢となるでしょう。
12V 100Ahと24V 100Ahは「容量(Ah)」が同じでも、実際の電力量(Wh)は大きく異なります。
● 12V 100Ah = 1,200Wh
● 24V 100Ah = 2,400Wh(12Vの2倍)
つまり、24V 100Ah バッテリーは12V 100Ahの2倍のエネルギーを蓄えられるということです。
12V 100Ah | 24V 100Ah | |
---|---|---|
総エネルギー | 1200Wh | 2400Wh |
電流量 | 多い(発熱しやすい) | 半分で済む(効率的) |
配線 | 太いケーブル必要 | 細くて軽いケーブルでOK |
機器互換性 | 大多数のRV機器に対応 | 変換器が必要な場合あり |
おすすめ用途 | 小型キャンピングカー、週末利用 | 大型キャンピングカー、長期車中泊 |
「シンプルで互換性を重視するなら12V100Ahバッテリー」
「効率と拡張性を重視するなら24V100Ahバッテリー」
が基本の考え方です。
特に24V 100Ahバッテリーは、同じ容量表記でも実際には2倍の電力量を持つため、大電力を必要とするユーザーには大きなメリットがあります。
一方で、初めてキャンピングカーの電源を導入する場合や、ライトユーザーには12V 100Ahバッテリーの方が扱いやすく、安心できる選択肢となるでしょう。
● 12Vバッテリー → 標準的で扱いやすく、初心者や小型キャンピングカー向け。
● 24Vバッテリー → 効率が高く、大型システムやハイパワー家電を使う人向け。
さらに、最新のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)を選べば、サイクル寿命が長く、安全性も高いため、長期的に安心して使えます。
キャンピングカーの利用スタイルに合わせて、「12V」か「24V」かを選びましょう。